めまい｜西鉄二日市駅接骨院

人間の体には平衡を保つ仕組みがあり、この平衡機能に異常が起こると、バランスが崩れ、めまいなどの症状が表れることがあります。体の平衡感覚を司るのは耳の中にある内耳の三半規管と耳石器で、三半規管は体の回転などを、耳石器は体の傾きや地球の重力などを感知しています。内耳と脳は連携して体の平衡を保つ役割を果たしており、これによって体を動かしても姿勢やバランスを維持することができます。

体の平衡を保つ仕組みに異常が生じると、めまいやふらつきの症状が表れることがあります。例えば、回転性めまいは平衡機能に強い障害が急に起こった時に生じやすく、浮動性めまいは平衡機能の障害が徐々に進行している時に見られます。そのため、めまいが起こった場合は、放置せずに早めに病院を受診することが重要です。

めまいは主に脳・耳・首の3つの要因によって引き起こされることが多いです。その中でも脳と耳が原因の場合は、専門の医療機関での診察が適切です。

脳の場合、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍などの疾患が考えられます。耳の場合は、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭神経炎などが主な原因です。これらは接骨院では対処できることがほとんどありません。そのため、適切な診療を受けるためには病院を受診することが勧められます。

一方で、首が原因である場合は、筋緊張性頭痛や頸椎椎間板ヘルニアなどが考えられます。これらの症状に対しては、接骨院での施術が有効です。首に関連する問題であれば、接骨院での適切な施術によって症状の緩和が期待できます。ですから、まずはめまいの原因を確定するためにも、病院での診療をお勧めします。

めまいを放置すると、基本的には良いことはありません。早めに施術を受ければ、1～2か月で症状が大幅に軽減することもありますが、放置すればするほど悪化して治癒が難しくなるリスクが高まります。

特に注意が必要なのが脳が原因で引き起こるめまいです。めまいが持続する場合は、脳疾患の可能性も考慮し、脳神経内科や脳神経外科での検査が必要です。また、めまいに加えて激しい頭痛や意識障害、ろれつが回らない、体や知覚の麻痺などがある場合は、脳梗塞などが疑われるため、速やかに救急搬送が必要です。ですからめまいを感じたら、放置せずにすぐに病院を受診しましょう。

動いていなくても目が回ったり、ぐるぐるするような回転性めまいの場合、気圧などが原因で良性のものが多く見られます。当院のメニューでは「ドライヘッド矯正」が効果が期待できます。
一方、フワフワした浮いているような浮動性めまいや、クラっとする立ちくらみは、疲労やストレス、睡眠不足などが原因とされます。これらには「ドライヘッド矯正」や「全調整鍼」が効果が期待できます。

また、呂律が回らない、麻痺やしびれがある場合は脳卒中の可能性がありますので、速やかに病院を受診することが重要です。

めまいの種類によって効果的な施術は異なりますが、主に2つの施術メニューが効果が期待できるので紹介します。

・ドライヘッド矯正は、頭痛やストレス、眼精疲労、睡眠不足などに効果があります。この施術を受けることで、気圧が原因のめまいが軽減され、施術後にめまいを感じなくなることがあります。さらに数日経っても楽な状態が続くこともあります。

・全調整鍼という施術メニューは、自律神経の乱れに効果が期待できます。ストレスや自律神経からくるめまいだけでなく、花粉症などのアレルギーや睡眠不足にも効果があります。

めまいにはいくつかの種類があるため全ての方が当てはまる訳ではありませんが、通い始めに最低限必要な施術頻度はドライヘッド矯正の場合は週1～3回、全調整鍼は1週間～2週間に1回くらいの頻度で行うと効果が期待できます。また、通い始めは施術効果の持続が短いため間隔を詰めて行うことにより、早期の症状の軽減が見込まれます。